風俗嬢と客、お互いが率先して性感染症を予防する時代
性感染症（STD）が『風俗』によって感染するイメージをお持ちでしょうか？
中級店以上の風俗店に所属する性風俗業従事者（以下、風俗嬢）ほど定期的な検査を受けており、性病感染者は少ない。
しかし、性病検査を働く女性に求めない風俗店もあるため、利用する客はきちんと風俗嬢の検査結果を写メ日記等でチェックする必要があるでしょう。
そして、パパ活や援助交際、立ちんぼなどを行う女性から性病を移されるケースが今とても増えています。
性感染症は自覚症状があるとは限らない病気です。
すでにあなたは感染しているかもしれません。
あなたが感染源にならないためにも、普段から性感染症予防の意識を高く持つことが大切です。
では、予防するために、あなたは何に気を付ければよいのでしょうか？
この業界、性感染症について無関心な人は（お店や客から）高確率で避けられます。
もしあなたが風俗店で働く、または利用するなら、性感染症の予防法について８つのことを知っておくとよいでしょう。
それではご説明いたします。
性感染症について知っておくべき『８つの事実』
１．性感染症は誰もがかかる
性的行為によって病原体が皮膚や粘膜から感染すれば、誰もが性感染症に感染します。
自分だけは大丈夫、と思うのは間違いであり、誰もが感染するのがSTD・性感染症です。
性器や喉に違和感を感じたら、早めに病院で検査を受けましょう。
もしあなたが性感染症に罹患したからといって、人生が終わるわけではありません。
病院で治療をすれば普通に完治します。
大事なことは、あなたから感染が拡大しないこと。
できればパートナーが変わるごとに、もしくは指名する風俗嬢が変わるごとに検査を受けることが望ましいでしょう。
２．定期的な検査で早期発見
性感染症にかかった場合、
□ 男性 ⇒ 生殖器の皮膚や亀頭部粘膜の病変、その他、尿道炎、睾丸炎、前立腺炎などが起きる。
□ 女性 ⇒ 外陰部皮膚や小陰唇周囲の病変、尿道炎、膀胱炎、膣炎、子宮頸管炎症、卵管炎、骨盤腹膜炎などが起きる。
しかし、必ずしも自覚症状があるとは限らないのが性感染症です。
自覚症状が出たときには「時すでに遅し」ということが多々あります。
感染に気が付きにくいケースだと、淋病、クラミジア、梅毒、性器ヘルペス、ヒト・パピローマ・ウイルス、尖圭コンジローム、トリコモナスなどがあるため、定期的な検査を受けることが最も重要です。
理想は１ヶ月に1回の定期検査。
３．ピンポン感染を防ぐ
性感染症の治療中に風俗へ行く人がいます。
もしくは治療中に出勤する風俗嬢がいます。
相手にピンポン感染させる恐れがありますので絶対にやめましょう。
移された人を媒介し、別の人たちへと感染が拡大すれば、それはとても不幸なこと。
治療中は風俗へ行かない、出勤しない！
風俗遊びは治療が完治してから。これを必ず守りましょう。
４．お相手から性感染症を指摘されたら
性行為をしたパートナーから「ニオイ」を指摘されたことはありませんか？
このニオイは性感染症の可能性があることを知らせるシグナルかもしれません。
もしサービス中に性感染症の可能性を感じた場合は、
サービスは手だけにしてもらい、速やかに病院へ行き検査を受けること。
指摘してくれた相手に感謝し、できれば治療後に「完治したよ。あの時は有難う！」とお礼を言うとよいでしょう。
５．コンドームの役目
コンドームは避妊の役目がありますが、実は性感染症の予防に大きな効果を発揮します。
女性と性行為する時は必ずコンドームを使用すること。これを守ることで女性に安心感を与えます。
さらに女性を安心させるためには、プレイ前の歯磨きと『イソジンでのうがい』。
イソジンに性感染症を予防する効果はありませんが、感染リスクを抑える効果は期待できます。
もっと女性を安心させたい方は、イソジンを自身の性器に軽くかけ消毒するのもおススメ。
ただし、強くしみた場合は性感染症の恐れがあるためすぐに病院へ行きましょう。
６．予防意識の高いプロを選ぶ
ここまで読んで頂いた方は「定期的に検査へ行くこと」の重要性を理解したはずです。
最後に気を付けることは、あなたが大好きな性風俗業従事者がきちんと定期検査を受けているかどうかを確認することです。
意識の高い性風俗業従事者はお客様へ不安を与えないため、プロフィール欄や写メ日記に定期検査日の詳細を載せたり、あなたへ検査のことを報告します。
もし指名する人が何の情報も公開していないのなら、検査を受けているかどうか直接尋ねてみましょう。
あなたは性感染症の予防意識の低い性風俗業従事者からサービスを受けたいでしょうか？
安心してサービスを受けるには、性感染症予防について意識の高い人を選ぶのが重要です。
７．マンズリNG
もしあなたが男性でデリヘルを利用する場合、お相手の女性から『マンズリ』を受けていませんか？
マンズリとは互いの生殖器をこすり合わせる性技術。
ヘルスではNG行為であり、性感染症の感染リスクを高めます。
もし女性側が気づかずにマンズリを行っていたら、すぐに行為をやめてもらい、スマタに切り替えてもらいましょう。
８．病院へ行こう（東京）
・新宿クリニック
http://www.yoboukai-shinjuku.jp/
・東京プレイヤーズクリニック（AV業界の人は格安で検査が可能）
https://www.tokyo-players.com/av/
・その他の病院一覧（医療法人社団予防会）
・厚生労働省の性感染症相談窓口
TEL 03-5276-9337（午前9時～午後5時）
９．風俗嬢の予防法
風俗嬢やお客が行うべき性感染症予防法をご紹介します。
【プレイ前・プレイ中】
① 男性はイソジンでうがい、グリンス/イソジンで性器を消毒
② お互いの体液（唾液/精液/潮など）を飲まない
③ ペニスにはコンドーム、膣にはフィルムを使用
④ 潤滑液の代わりに唾液を使わない
⑤ アナルセックスを控える
【プレイ後】
① お互い排尿する
② イソジンでうがいをする（洗浄塩で鼻うがいも）
③ お互いデリケートゾーン用ソープで性器を洗浄
④ 女性は膣内洗浄液で膣の内部を洗浄
⑤ 性病予防薬ドキシペップを飲む（医師に相談）
⑥ 女性は下半身を冷やさない
⑦ タンパク質を摂取して早めに就寝
以上です。いかがでしたか？
性感染症がとても身近な病気だと理解して頂けたと思います。
これからは風俗嬢だけでなく、風俗店を利用する男女が率先して性感染症を予防する時代です。
今回のコラムがあなたの健康と充実した性生活を送るための参考になれば幸いです。
性と健康美容支援センター
代表 カイアツヤ
