女性の若さの象徴でもある「バスト」のケア法についてご紹介致します。
◆乳房の構造とバストケア
乳房は皮膚と胸筋筋膜との間にある乳腺組織と支持組織であるクーパー靭帯で支えられています。乳腺を取り囲む皮下脂肪と土台となる胸筋、そして乳頭・乳輪などによって乳房は構成されており、「若さの象徴」となる部分です。
適切なバストケアは、バストがアップするだけでなく、女性ホルモンの分泌バランスを整え、乳ガンや乳腺症の予防・早期発見、術後ケアにもなる。
そして、乳首への刺激は子宮にも影響があるため、婦人科系疾患の予防、生理痛・生理不順の改善にも効果が期待できます。
◆バストは揺らさない
バストケアに取り組む女性の多くが「胸が小さい」「垂れている」ことに悩みをお持ちです。
最近は「バストを寄せて、大きく揺らすことでバストは大きくなる」というバストアップ法を実践されている女性とよくお会いしますが、果たして本当に大きくなるのでしょうか?
私は今まで多くの一般女性からグラビアアイドル、そして風俗をお仕事にする方々へバストアップのための施術や運動指導を行なってきましたが、毎回「バストを揺らしても大きくはなりません」と女性へ言います。
バストを大きく揺らすことで血行が良くなり、一時的に大きくなったと感じるケースが多いのですが、長期的に考えるとやはり揺らす事はバストにとってマイナスだからです。
バストはクーパー靭帯という支持組織によって支えられており、この靭帯が加齢や発育、揺れや衝撃によってダメージを受けるとバストは下垂していきます。
ある20代のヒップホップダンサー(バストEカップ)はブラを着用せず大きな縦揺れのあるダンスを長年踊っていたため、バストトップは腰の位置まで落ちていました。こうなるとエステや運動で元に戻すことは不可能です。
バストの血行を良くする方法は、バスト全体を手で包み込み、小刻みに手を震わせる「バイブレーション」程度ならお勧め。バスト全体の血液やリンパの流れが良くなり、靭帯を傷つける心配もないでしょう。
◆靭帯をはがさないこと
TVや雑誌には話題のバストアップ法がたくさん紹介されています。
その1つに「脇の下やバスト横にある靭帯をはがし、離れたバストを元の位置に戻す」と言った方法が人気ですが、果たして本当に靭帯をはがしてよいのでしょうか?
支持組織であるバストの靭帯にダメージを与える行為は、ハッキリ言って最悪です。
*身体が前かがみになるだけで靭帯には負担がかかるため、「猫背+ノーブラ」の人は常に靭帯へダメージがあると思ってください。
マッサージは靭帯にアプローチするのではなく、「筋肉・皮下脂肪・リンパ節」にアプローチするようにしましょう。
「脇の下にある肩甲骨と背中の隙間」、「鎖骨上・鎖骨下・腋窩にあるリンパ 節」、これらのポイントにしっかりと指をすべらせ、筋肉と脂肪をよくほぐすこと。
すると、バストを下方向へと引っ張っていた筋群が緩み、バストは元の美しい位置に戻っていきます。 オイルを塗布するとより効果的ですので、痛気持ちよい強さでマッサージを行ないましょう。
*バストアップの施術を希望される方は当センターで施術を行っています。
◆バストアップケアのまとめ
① バスト全体を温める
② ストレッチ ⇒ 大胸筋、三角筋前部、上腕二頭筋、腹筋、腸腰筋
③ エクササイズ ⇒ 三角筋後部、上腕三頭筋、菱形筋、広背筋、大臀筋
④ バイブレーション(バスト全体、乳頭)
④ オイルマッサージ ⇒ 首、デコルテ、肩、腕、肩甲骨、鎖骨・腋窩リンパ節エリア、
だん中・てんけいなどのツボ
<ルール>
*日中はフルカップのブラ、夜はナイトブラ着用。
*マッサージはボディクリーム、リフトアップクリーム、グレープシードオイルを少量。(イランイランやクラリセージの精油を1滴加えてもOK)
*マッサージは優しく。強い圧のマッサージはNG。生理中は軽めに。
*筋緊張は個人差があるため、人によってはエクササイズとストレッチ部位が真逆になる方もいる。
ぜひお風呂上がりに上記のバストアップマッサージを実践してみてはいかがでしょうか?
バストアップマッサージがわからない方はレッスンを実施しております。
PS 手の親指をよくストレッチするのもバストアップ効果あり!日頃から親指をよくストレッチして、美しいバスト作りに励んでくださいね。

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